平清盛 第一回 簡単な感想

(あらすじ)インターネットTVガイドより 一部加筆して改めた。
 1118年の京都。平安の世は乱れ、武家の一門・平氏の嫡男である平忠盛(たいらのただもり、中井貴一)は、盗賊の捕縛などの仕事に就いていた。公家からバカにされ、汚れ仕事である盗賊追討をさせられる毎日に、忠盛は徒労を感じていた。そんなある日、忠盛は物乞いの姿をした舞子(吹石一恵)と出会う。舞子は白河院の御所に出入りする白拍子で、時の最高権力者・白河法皇(伊東四朗)の子を身ごもっていた。鳥羽天皇(三上博史)の中宮・待賢門院璋子(たいけんもんいんたまこ、檀れい)の体調が優れないことから、舞子の子は不吉な存在とされ、彼女は追っ手から逃げていたのだ。忠盛にかくまわれた舞子は、忠盛の家の納屋で赤ん坊を産む。平太と名付けられたその子こそ、後の清盛(松山ケンイチ、子役は前田旺志郎)だった。
 忠盛と舞子は愛しあい、短い幸せな時を過ごすが、その幸せは長く続かない。舞子を追っていた源氏の棟梁・源為義(小日向文世)が舞子を捕え、院庁に引き据えたのだ。舞子の姉分で、白河法皇の寵姫であった祇園女御(ぎおんのにょうご、松田聖子)、そして忠盛は代わる代わる助命を嘆願する。しかし白河法皇はそれを許さず、子供だけを許しただけだった。忠盛は大いに怒り、法皇を強く諌めた。しかし法皇は許さず、院の近臣は忠盛もろとも舞子を殺そうと一斉に弓を構えた。
 その時、舞子は立ち上がり、自分で死を選んだ。「この子にいい名をつけてあげて下さい」と言い残して…
成長した平太は父・忠盛の海賊討伐を見て育つ。一人で海賊船に飛び乗り、海賊をやっつけてしまう忠盛は平太のあこがれの人であった。忠盛の忠臣、平家貞(中村梅雀)や平家の武士たちも平太をかわいがった。祇園女御も平太を何くれとなく面倒を見、遊んであげていた。平太は父のマネをして剣術の稽古をし、女御と双六をする活発な子供に育った。女御いわく「この子は双六が強い子。舞子もそうだった」

やがて平太には新しい母と弟ができた。有る時、弟を泣かせてしまい、継母に平手打ちされた平太は出生に疑問を持つ。可愛がってくれる祇園女御の元へ駆け込み「私の父は誰ですか」と泣き叫んでいる所へ、白河法皇が来た。
「犬の子が入ってきよるわ!つまみだせ!」叩き出されてしまう平太。
 やがて泣き疲れ、京都の門の門前でどろんこになって寝ていた平太を、忠盛が見つけた。家出した平太を探していたのである。「お前は白河法皇の息子で、今は俺の犬だ、今は平家の弱い犬だ!死にたくなければ強くなれ!」忠盛は平太を叱咤激励する。(あらすじ終わり)

初回ということで顔見世興行的な話ではありましたが、なかなか面白かったのではないでしょうか。歴史的に見た場合にはどうなのか、この時代を専門とする歴史学者・元木泰雄先生の「平清盛の闘い」(角川文庫)によりますと。
・平清盛の母親は1120年に死去した「仙洞辺の女房」(白河法皇の周りの侍女)だと思われる。
・この女性はよく分からない人である。平家物語は祇園女御だとしており、近江胡宮文書では祇園女御の妹とするが荒唐無稽である。高橋昌明氏の研究では藤原為忠の娘ではないかとしている。
というわけですから、まあ今日の大河ドラマのお話は相当脚色されております。まあ時代劇ですから。
待賢門院璋子の侍女で、百人一首にも出てくる待賢門院堀河が出てましたね。

忠盛が公家からバカにされていたのは史実といっていいでしょう。海賊追討も史料にあることです。松田聖子さん演じる祇園女御は史実でも清盛の義理のお母さんでありましたから、平太坊やを可愛がるのは分からないではない。まあ歴史をドラマ化したらこんな感じかなあという所ですね。ちょっと偉そうだけど及第点かなあ。

(でも舞子を院庁で射殺するのは変ですね、本郷和人氏も述べておりましたが院庁を血で汚すというのはあり得ないことです、別の場所に連れて行って処刑するのが普通と思います)。

役者では、やはり忠盛を演じる中井貴一さんでしょう。あの人は上手い人ですね。海賊討伐の時のアクションもこなしておりました。いきなりワイヤーアクションを使って空手みたいな技で海賊を叩きのめすのは、カンフーアクションバリバリの華流時代劇にも出ている、この人らしい。時代劇デビュー当時は散々柔道の稽古をやらされたということですが、やっぱりいい役者さんです。
あと、松田聖子さんが以外といっちゃなんですが、綺麗だし、上手いんですね。他の女優さんは平安時代風の感じがまだ出ていないのですが、この方だけ平安の姫君を自然にできているなあ、という感じで…
子役の前田旺志郎くんも大変上手でした。アレは中々大変な役ですよ。中村梅雀さんが上手いのはいつもながら素晴らしいですね。

あまりうまくない方もおりまして、初回なのでベテランの役者さんでも中々難しいのだろうと思いました。源為義役の小日向文世さんは余りにも小物感を出そうとしていささか鼻に付いているきらいがあります。伊東四朗さんは意識しすぎと言うか重々しすぎてどうなんだろうと思いました。後、舞子役の吹石一恵さんは体当たりの熱演でありましたが、ちょっと性格が飲み込めなかった。

全体的に見て面白いですよ。
スポンサーサイト

大河ドラマ「平清盛」ネット視聴率を計算する ネット視聴率速報値は31.6%

大河ドラマ「平清盛」が今日から放映された。中々良かった。
で、ビデオリサーチからの視聴率情報はまだ出ていない。
試みに簡単な多変量解析を行い、ネット上で検索している人と、2ちゃんねる掲示板で実況していた人の書き込み数を元として、簡単なネット視聴率(世帯視聴率)の速報値を計算してみた。

結果は31.6%。一般的な放送の2割台は越え、「家政婦のミタ」「紅白歌合戦」のようなお化け番組のような4割以上の数値より下ということで、大体妥当な数値ではないだろうか。野球中継やサッカー中継の大きい試合だとこのぐらいの視聴率は結構普通に出る。簡易的な統計に基づく演算に過ぎないからマーケティングには使えません。

一応、計算式が入ったエクセルファイルの画像を上げておきますので、ご興味が有る方は見てみてください。
エクセルファイルをあげられるところはどこかに無いですかね?
視聴率計算表


プロフィール

松平俊介

Author:松平俊介
松平俊介(まつだいら・しゅんすけ)
雑誌ライターやwebディレクターをしております。webデザインからwebマーケティング、ライターまで何でもやっております。これまでに色々なプロモーションを手がけて参りました。過去には週刊SPA!等に関わっておりましたが、現在は「連載JP」(東京産業新聞社)や、neverまとめ(NHNジャパン)を中心に執筆しております。
趣味は街歩きと歴史研究です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR