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浅草寺

浅草寺で諸堂を拝観してきた。以下メモ。

・浅草寺本堂
本堂は相変わらず人でいっぱい。本尊の秘仏観音の裏側に有る不動明王坐像と聖観音菩薩立像(裏観音)、愛染明王像も大変熱心に拝んでいる人がいた。ここの場合、仏像を見るというより、とにかく熱心に祈願している方が多い。
不動明王坐像の前で拝んでいた青年の方は特に見事な立ち居振る舞いで、仏像の前に端座して数珠を繰り、姿勢を崩さず、端然と参拝していたのには感心した。聖観音菩薩立像(裏観音)の前にはいつもどなたか参拝者の方がおられるのだが、今日はダレもいなかった。普段より観音様のお顔が少し黒く見えた。

・影向堂
このお堂も随分何度も来ているが、仏像の年代はかなりまちまちなようだ。阿弥陀如来坐像と普賢菩薩坐像は相当古い。不動明王坐像は東寺様だがいつの時代のものだろうか。明らかに新しい仏像もあった。ここの参拝者は本堂よりややミーハーな感じだ。守り本尊を祀るお堂なので、「ホラ、あれが私の守り本尊の○○よ」なんて言っているカップルも有る。

・この他、
都重文の西仏板碑って、あれ仏像が彫られていたのね。これまで何度となく見ていたのですがよく分からなかった。奥山の色々な石碑も見たが、かなり謎なものも。笹川良一と森繁久彌が揮毫した「喜劇人の碑」の隣の謎の石碑。あれは何なんだろう。妙な落書きのようなものが彫られているのだが摩滅していて全く読めないのだ。判読できたのは「私ハ貝になりたい」「どてら姿の人物」「タカクラテル」くらい。建立由緒すら摩滅している。

「喜劇人の碑」は碑の建立者の中にご存命の方もいるし、同じ所に有る大蔵貢建立の「映画弁士の碑」は映画会社六社が建立したせいかそれなりにメンテされているようだが、この碑はメンテも何もされていないようなのだ。

追記)ネット検索した所、謎の石碑の正体は喜劇役者の曽我廼家五九郎を記念した「曽我廼家五九郎の碑」であることがわかりました。「どてら姿の人物」は、曾我廼家の当たり役だった「のんきな父さん」だそうです。
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東アジア正閏論

正閏論と書こうとしたら「清純論」と誤変換された。長澤まさみのことが書きたいわけではないぞ。ハハハ

さて、最近ニュースの論調で、「最近の中国には中国文明がもはや残っていない、日本にこそ中国文明が残っている」というようなものが散見される。これ、今風の正閏論じゃないですかね。

例えば、評論家の石平氏が「論語の教えは今の日本に残っているが中国にはない」といった事があったと思うし、中国人の方のブログで「日本は子供にも書道教育をさせているが、今の中国ではしない、中国文明が残っていないのだ」という発言もあった。

正閏論からいえば、礼を失った中国は夷狄だとされるので、まあ、大気汚染が著しいのにはかばかしい対策をしなったり、近隣諸国と領土問題で寸土を巡って大人気なく争ったり、銃口を向けておいて「それはでっち上げだ」などと主張する国は、夷狄と言われても仕方がないのだよな。

まあ、中国文明の正統を持って任ぜられそうな国は、結構あるのですけどね。
1,我らが日本国…江戸時代の林羅山などは、天皇家は周王朝の末裔だと考えていた。
2,正統政権が今も続く台湾(中華民国)…中華民国
3,東方礼儀の国と称する韓国…殷の箕子の末
4,古代南越朝の末であるベトナム…南越は楚漢の争いの時に独立して帝を称している。
戦国趙の末

まあ、ちょっとメモしておきます。

最近書いた記事

このところ、雑誌やニュースサイトでの記事執筆が多くなってきております。

東京産業新聞社様の文化系ニュースサイト「連載jp」で下記の記事を書かせて頂きました。

激安なのに激ウマ!飲みやすいカメ出し焼酎を飲んでみた(2013.02.02)
http://rensai.jp/p/40936

懐かしレトロゲーム『戦乱』-工作機メーカーが作った史実重視の硬派すぎるゲーム!
美形なはずの浅井長政が…(2013.01.18)
http://rensai.jp/p/39874

七福神の大黒様はインドの神様だった?!(2012.12.30)
http://rensai.jp/p/38992

また、下記の記事は同社の「ガジェット通信」にも掲載され、同社配信で
「ナビタイム」「アメーバニュース」「ライブドアニュース」等に掲載されました。
キテレツ斎様が重要文化財のお堂を建立していた?!千葉県柏市の布施弁天の鐘楼(2012.12.02)
http://rensai.jp/p/37544

また、NHNジャパン様の「NAVERまとめ」にて、下記の記事などをまとめさせて頂きました。
【ナニコレ】珍国宝ー怪奇伝説や恐ろしい話、都市伝説が残る国宝・国指定史跡
http://matome.naver.jp/odai/2135925677664432601

日本の歴史や文化財などの記事執筆が増えておりますので、このサイトの題名なども
いずれは変更したほうがいいのかもしれません。
プロフィール

松平俊介

Author:松平俊介
松平俊介(まつだいら・しゅんすけ)
雑誌ライターやwebディレクターをしております。webデザインからwebマーケティング、ライターまで何でもやっております。これまでに色々なプロモーションを手がけて参りました。過去には週刊SPA!等に関わっておりましたが、現在は「連載JP」(東京産業新聞社)や、neverまとめ(NHNジャパン)を中心に執筆しております。
趣味は街歩きと歴史研究です。

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